2010/04/26(月)選択と決断
2010/05/03 9:55
ふと気づくと、僕の目の前に道はふたつ開かれていた。
本当にどちらの道を魅力的に見えた。
立ち止まれる時間はあまり長くはなかった。
限られた時間の中で、迷いに迷って、
いろいろな感情が渦巻く中、
ひとつ、自分が歩いて行く道を決めた。
そして、歩き始めた。
歩きながらも考える。
本当に、これでよかったのかな?
いつも自分にとって一番いい選択ができるかどうかはわからない。
短い間に、出会いがたくさんあって、僕はたくさん刺激を受けた。
ほんの少し、条件が違っていれば、他の道を選んでいたかもしれない。
もうひとつの道を選んでいたら、果たしてどうだったのかな。
更に、このほかの道を探すという手もあったかもしれないんだ。
僕が選ばなかった道を示してくれた人たちには、
恩を仇で返すことになってしまったのがとても辛い。
心底、苦しく、本当に申し訳ないと思い、自責の念がある。
そして、本当にすてきな人たちだったので、後ろ髪をも引かれた。
だから、ぼんやりと思うのは、
「僕にとってこれは、正しい、よい選択だったのだろうか」
という疑問は、単に後ろ髪なのかもしれないとも思う。
この選択が正しいかどうかなんて、今はわからないし、
たぶん、この先、一生を生きたとしてもわからないだろう。
僕は一人しかいないし、人生は一回しかないから。
僕は、僕が選んだ道を、僕にできる限り、よいものにすることだ。
これでよかったんだと思えるようにすることが大事なんだろう。
生きていくことは不安だ。
本当に、この道を歩いていくことは楽しいのだろうか。
世界には僕がまだ見たことないものや、知らないことがたくさんある。
楽しくない人生なんて送りたくない、とまでは言わないけれど、
どうせ送るなら楽しい人生を送りたい。楽しいことを全部知りたい。
そのためには人間の一生はあまりに短いものだと感じる。
だから、僕は、本当に今までは好きなことばかりしてきたし、
そして、これからも好きなことだけをしていくんだ。
そういう思いがあるからこそ、不安でいっぱいだ。
この不安を抱けることはものすごく幸せなことなのではないかと、
最近思う。