2010/03/29(月)思い込み
LAMEの-kオプションに関する話。
CDをPCに取り込むときや、ブログに自作曲を載せるとき、ずっとLameのお世話になってきた。
僕の耳では、-kを付けないでエンコードすると、音が若干籠もって聞こえたと感じたことがあって、
それ以来、kオプションを付けてたのだけど、最近のLameでは-kがObsoletedだそうで使えない。
多くの人が、余計なオプションを付けることなど音質を劣化させるだけだ、
kオプションなんてもっての他と記事を書いているのも気になったので、ちょっと試してみた。
実験
使ったトラックはJaccaPoPのアルバムParsleyより MIRU key wayを。
Lame 3.98で、オプションにはいつも使っている -V 2 を指定。
--lowpass 16~20 で作ったMP3と、もとのWAVでABXTestを10回ずつ実施した結果がこれだよ。
- lowpass 16 transition band: 15115 Hz - 16360 Hz : Total: 9/10 (1.1%)
- lowpass 17 transition band: 16538 Hz - 17071 Hz : Total: 7/10 (17.2%)
- lowpass 18 transition band: 17960 Hz - 18494 Hz : Total: 5/10 (62.3%)
- lowpass 19 transition band: 18671 Hz - 19205 Hz : Total: 4/10 (82.8%)
- lowpass 20 transition band: 20094 Hz - 20627 Hz : Total: 6/10 (37.7%)
どう見ても思い込みです本当にありがとうございました。
有意水準を5%とすると、16しか聞き分けられてないことになる。
ちなみに--lowpassオプションを付けないときは19と同じファイルができてた。
うーん、僕の耳はもうちょっといいかと思ってたんだけど(笑