つーさのくーかん

英語の授業科目の話じゃなくて。

コミュニケーション[communication]?名?
ことば・文字・身振りなどによって、意思・感情・思考・情報などを伝達・交換すること。「─をはかる」
明鏡国語辞典 (C) Taishukan 2002-2006

　「思ってること」の中に「伝えたいこと」が含まれていて、それを直接的、あるいは間接的に言葉などの形で表現するんだけど。
たとえば、その場にいる人と話すとき。必ずしも言葉だけが手段ではない。話し手の顔の表情や声色なんかに「ニュアンス」として伝えたい情報が含まれているかもしれない。聞き手も、表情や相槌の仕方、時には言葉を加えて、話し手に感情をフィードバックすることができると思う。そのフィードバックまで受け取れてコミュニケーションが成立したと見なせると思う。
　このニュアンスに敏感になれるかどうかが、空気を読めるかどうかの違いかな。よくキャッチボールに例えられるけど。聞き手が、キャッチしたボールを実はあらぬ方向に投げ捨てていて、「実はもう聞きたくない」を表現しているにもかかわらず、ただひたすら自分の言いたいことを話し続けるとか。フィードバックがもらえないと寂しくて余計に喋っちゃうのもわかるけど、そこは相手に投げ返してもらえるようなボールを投げなくてはいけない。そのうち周りに人が寄りつかなくなる。
　複数人で話していて話題が移った時には、自分の投げるボールの種類を変えなきゃいけない。前の話題で投げそびれたボールがあったとしても、それを今どうしても投げなきゃいけない理由がない限りは、またの機会に取っておこう。
　だからね、難しいと思うんだよ。人とコミュニケーションを取るっていうのはさ。よく、相手の状態を無視して暴走して喋る人がいるんだけどさ。そりゃ、たまにはいいよ。相手が聞こうとして聞いてくれる限りにおいていくらでも話したらいいと思う。けど、相手が迷惑そうな顔をしているときに話し続けるのは……自重しないか。自分もよく暴走してるからね。その辺のさじ加減を養っていかないと。
　さて、そろそろ大学へ行ってきます。