2006/05/24(水)容疑者Xの献身

はてブ数 2006/05/24 23:30 レビュー::小説つーさ

[extasin:4163238603:容疑者Xの献身 / 東野 圭吾:内容(「BOOK」データベースより)
これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。]

またしても朝陰さんに薦められた(?)ので読んでみた。

知ってる人は続きを。

読了。壮大なスケールの話。

誰がその山に最初に上ったか。
それは、たとえ誰かに表彰されることがなくとも、自分だけが知っていればいい。

主人公(?)は、数学者と物理学者なので、話は理責め展開。
まぁ、ミステリーなんて大抵はそうなんだろうけれど。

ちまたでは「ミステリー」扱いらしいが、この話の場合、トリックは何でもいいのだと思う。
ミステリー好きには物足りないらしいが、自分は十分楽しめた。
それよりも、どこまでも純粋な愛の美しさを読んで欲しい一冊だと思った。

結末もなんか壮絶なものがあったけど、ちょっと腑に落ちない点も。
俺でも、喋らない自信はないけど、なんで、喋っちゃうかなぁ……